アレルギー性鼻炎の手術

当院で行うアレルギー性鼻炎の手術

手術の適応となるケース

  • 鼻詰まり、鼻水、くしゃみなどがひどく、生活に支障をきたしており、保存的治療では十分な効果が得られない場合

アレルギー性鼻炎の3つの手術

アレルギー性鼻炎の病態やご希望に合わせて、手術方法を選択します。

下甲介粘膜焼灼術

鼻づまりの症状が強く現れているときに選択されることの多い、侵襲の少ない手術です。
局所麻酔下で、下鼻甲介の粘膜に高周波電気凝固装置による高周波を当てて焼灼し、粘膜の変性を促す手術です。麻酔は10分、手術は5分ほどで終了します。
術後2~3週間は一時的な鼻詰まりが強く現れ、鼻血が出やすい状態になります。かさぶたが気になるかもしれませんが、触って剥がしたりしないでください。
炭酸ガスレーザーを使用する術式と比べると、より深部まで粘膜を焼灼することが可能です。ほとんどの方は1回で十分な効果が得られます。鼻詰まりに対しては約8割くしゃみに対しては6~7割で、症状の改善・解消が見られています。

手術方法

下鼻甲介手術(粘膜下下鼻甲介骨切除術・下鼻甲介粘膜切除術)

鼻詰まりが強く現れているときに選択されることの多い手術です。また、アレルギー反応を繰り返して粘膜が厚くなっている、生まれつき下鼻甲介が厚い、といったケースでも行われます。
局所麻酔下で、下鼻甲介を縮小させる手術です。片鼻で20分ほど、両鼻であれば40分ほどで手術は終了します。
構造的問題を改善するため、鼻詰まりはほとんどのケースで治まります。夜中に鼻詰まりで目を覚ましていた方からは、「よく眠れるようになった」というお声をいただきます。
ただし、術後の出血は粘膜焼灼術に比べると多くなります。
また、年齢や病態によっては、お勧めできないこともあります。

手術方法

後鼻神経切断術

くしゃみ、鼻汁の強いときに選択される手術です。局所麻酔下で、下鼻甲介の奥に位置する後鼻神経の束から、3~4本の神経を選択的に切断する手術です。片鼻で40~60分、両鼻で80~120分程度を要する手術です。
鼻粘膜のアレルギー反応を脳に伝え、くしゃみや鼻水の分泌を促す後鼻神経を切断することで、症状を改善することが可能です。特に鼻水に対しては、顕著な効果を示します。
後鼻神経切断術は、重度のアレルギー性鼻炎の治療における最終手段とも言えますが、それでもやはり、すべての方に確実な効果が認められるものではありません。

手術方法

患者様の状態による各手術の組み合わせについて

患者様の症状の種類や程度によって、手術を組み合わせて同時に行うこともあります。

「後鼻神経切断術」+「下鼻甲介手術」

特に構造的な問題から鼻詰まりが起こっている場合には、後鼻神経切断術に加えて下鼻甲介手術を同時に行い、一度で症状を効果的に取り除きます。

「下甲介粘膜焼灼術」+「後鼻神経凍結術」

くしゃみ、鼻水のコントロールをより容易なものにするため、下甲介粘膜焼灼術に加えて、「後鼻神経凍結術」を同時に行うことがあります。
後鼻神経凍結術とは、後鼻神経を凍結装置により冷却し、変性を促す手術です。神経を切断するわけではありませんので、後鼻神経切断術が必要なケースと比べて症状が軽度である場合の適応となります。

Q&A

手術を受ければ、アレルギーが治ったことになるのですか?

いずれの手術も、アレルギー反応を「起こりにくくする」ものであり、アレルギー体質そのものが治ったわけではありません。
症状がなくとも(自覚していなくとも)、アレルギー反応そのものは起こっている可能性がありますので、再発の可能性はどうしても残ってしまいます。

下甲介粘膜焼灼術は、レーザーでの治療のことではないのですか?

下甲介粘膜焼灼術にも種類があります。炭酸ガスレーザーを用いるもの、アルゴンプラズマを用いるもの、高周波を用いるものなどがその代表的な種類です。
当院では、その中でも粘膜の深部にまで届く高周波による治療を選択しております。炭酸ガスレーザーによる治療の場合、複数回の手術が必要になることが多いため、患者様のご負担も大きくなります。
高周波電気凝固装置による手術であれば、一度で効果を得られるケースがほとんどです。

アレルギー性鼻炎の手術は、子供でも受けられますか?

はい、可能です。特に、下甲介粘膜焼灼術は手術時間が5分程度と短く、その間だけでもじっとしていられるようでしたら、7歳前後のお子様から受けていただけます。

手術後、自宅で気をつけることはありますか?

1~2週間程度は、鼻に負荷をかけないようにしてください。特に強く鼻をかんだりすると、出血が起こる場合もあります。

仕事や運動はいつからできますか?

デスクワークでしたら、翌日から可能です。
2週間程度は、汗をかくような肉体労働、運動は控えてください。

その他、手術後の生活で気をつけることはありますか?

ゴルフをされる方は、コースを回っている際に出血が起こってしまうと救急車を手配し、搬送されるまで時間がかかります。鼻からとはいえ大量の出血は危険ですので、3週間程度はゴルフは控えてください。
また同様の理由で、飛行機の利用もできる限り控えてください。

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