黄色い鼻水がでる

通常の鼻水はさらさらしていますが、異常な鼻水もあります。黄色い鼻水、緑色の鼻水、粘っこい鼻水、どろっとした膿のような鼻水など、いろいろな表現ができると思います。黄色い鼻水についてその原因と治療について説明いたします。

黄色い鼻水がでる原因・その治療法は?

黄色い鼻水がでる場合に考えられる原因・疾患は、下記となります。

①風邪

いわゆる「風邪」をひくと鼻水がでます。鼻水は細菌やウィルスをとらえて肺に入らないように防御しています。はじめは透明な鼻水がでますが、2~4日で粘っこい鼻水に変わっていきます。このときに感染が強いと、あなたの白血球がウィルスや細菌と戦って死んだ残りの物質が黄色い鼻水となります。つまり、黄色い鼻水は感染を起こしている証拠です。より感染が強くなり、もっと白血球が戦えば鼻水の色は緑色に近くなるといわれています。

治療法

風邪は、通常でしたら5日から10日で自然に治癒します。特に治療する必要はなく、体を休めることが大事です。症状が強いときは対症療法ですが、消炎剤や粘膜正常化剤などを服用することがあります。

②アレルギー

ホコリ・ダニ・花粉などのアレルゲンが鼻に侵入してくると、それらを体内から排出させようとして免疫機能が働くことをアレルギー反応といいます。アレルギー反応がおこることで鼻水を出してアレルゲンを排出しようとします。通常はさらさらした鼻水ですが、鼻づまりを起こすと鼻水が停滞し、どろっとすることがあります。

治療法

まずはアレルギー物質(アレルゲン)が体内に入らないような環境作りが必要です。それでも症状が出る場合はアレルギー反応を抑える薬を服用していただきます。薬以外の治療では免疫療法や手術療法もあります。

③細菌感染

風邪の中でもウィルスではなく、細菌によっておこる感染です。中でも肺炎球菌、インフルエンザ菌、黄色ブドウ球菌、モラクセラ・カタラーリスという細菌が急性鼻炎をひきおこします。ウィルス感染の風邪をひくと、鼻の防御機能が弱るために2次性に細菌感染をおこしてしまうことがあります。特に幼少期はウィルス感染、細菌感染を繰り返しやすく、鼻水がなかなか止まらないこともあります。

治療法

細菌感染に対しては抗菌剤の投与が必要です。鼻内に感染を引き起こす細菌には抗生剤が効きにくい、いわゆる耐性菌が見つかる場合があります。感染の状況にあった抗生剤の選択が大事です。

④副鼻腔炎(蓄膿症)

鼻の奥に副鼻腔という空間があり、副鼻腔の中に炎症をおこしている状態を副鼻腔炎といいます。風邪のあとに起こる急性副鼻腔炎、そして慢性化した慢性副鼻腔炎、虫歯が原因でおこる歯性上顎洞炎、真菌が原因で起こる真菌性副鼻腔炎などがあります。黄色い鼻水や緑色の鼻水が長く続く場合は副鼻腔炎になっている可能性があります。

治療法

一般的には薬で治療をしますが、慢性となって治りにくい場合や再発する場合は手術治療を選択することがあります。

⑤上顎洞嚢胞

副鼻腔の一つに上顎洞という、大きな空間が頬部の中にあります。この上顎洞の中に嚢胞(のうほう)といって、水をためた袋ができることがあります。虫歯など何らかの炎症が原因で生じることが多いのですがはっきりとした原因がわからないこともあります。この袋が破れると、中に入っているさらさらした黄色い鼻水が大量に出てきます。特徴は、「急にさらさらした黄色の鼻水が突然でるけど、すぐに止まる。しばらくは症状がないが、数週間から数か月後にまた同じことがでる」といった症状です。

治療法

頬が重たい・痛む、鼻水がでる、鼻が詰まるなどの症状が繰り返すようなら手術治療が必要になります。

⑥異物

小さい子供はいろんなものを鼻や耳に入れてしまうことがあります。大人の知らない間にシールや小さいおもちゃなどを鼻に入れてしまうと抜けなくなり、感染をおこして黄色い鼻水がでます。小さい子供は症状を訴えることができないため、耳鼻科を受診して偶然みつかることがあります。

治療法

摘出する必要があります。異物がなくなるとその後自然に治りますが、感染を起こしていれば抗生剤を使用することもあります。

黄色い鼻水がでる場合、上記のような原因が考えられますが最も多いのが風邪だろうと思われます。1週間程度してもよくならない場合や、かえって悪くなっていく場合は適切な診断が必要となりますので、かかりつけの耳鼻科に受診されるとよいと思います。

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